ミスタードーナツが2025年3月26日から一部商品の価格改定を実施することを発表しましたね。
国民的人気店なだけに、国民からも多くの反響が見られます。
今回の記事では、ミスタードーナツの商品価格推移をざっくり解説します!
2025年ミスド値上げについて
値上げ開始日:2025年3月26日
対象商品:ドーナツ、パイ、マフィン、ザクもっちドッグ、アレルギー特定原材料不使用ドーナツの42種類+「ドーナツポップ」、「台湾粉粿(フングイ)フルーツティ」2種
主な価格改定(税別→税込価格)
ドーナツ類
- ポン・デ・リング: 150円 → 160円 (テイクアウト172円、イートイン176円)
- オールドファッション/フレンチクルーラー/ハニーチュロ: 150円 → 160円
- チョコファッション/エンゼルフレンチ: 160円 → 170円
パイ
- エビグラタンパイなど: 220円 → 230円
マフィン
- しっとりマフィン バター風味など: 220円 → 230円
ザクもっちドッグ
- メキシカンミートなど: 280円 → 290円
特定商品
- ふかふか焼きドーナッツ プレーン(ミニサイズ2個入り): 400円 → 410円
ドリンク
- 台湾粉粿(フングイ)フルーツティ: 500円 → 520円
ドーナツポップ
- 単品: 41円 → 42円
- セット:
- 8個入り: 280円 → 290円
- 16個入り: 532円 → 552円
- 24個入り: 784円 → 814円
どの商品も10〜20円の値上げしちゃったのか。また大好きな商品が高くなってしまったよ〜。
値上げの理由として、原材料価格や原油価格、物流費などの高騰によるコスト増加が挙げられています
これまでのミスドの価格推移▼
ミスタードーナツは、1999年から2022年までの約20年間、商品価格をほとんど変えずに販売を続けていました。たとえば「オールドファッション」や「フレンチクルーラー」といった人気商品は、消費税を除けば、ずっと同じ値段でした。この間、値上げがあったとしても1~2割ほどに抑えられ、お客さんが安心して買えるよう配慮されていました。
しかし、2022年になると急に値上げが始まりました。同じ年の3月と11月には立て続けに値上げがあり、たくさんの商品が10~20円ほど高くなりました。このときの平均的な値上げ率は7.4%でした。
値上げにはいくつかの理由があります
●小麦粉や食用油など、ドーナツを作る材料の価格が高くなったこと。
●国際的な情勢や円安の影響で、輸入にかかるコストが増えたこと。
●包装資材や運送費など、ドーナツを届けるための費用が増えたこと。
値上げが続くと、消費者の買い方にも影響が出るかもしれません。いつも同じドーナツを買っていたお客さんが「少し高くなった」と感じて、買う回数を減らすことも考えられます。特に、長年人気だった商品が値上げされると、常連のお客さんの足が遠のく可能性もあります。
このように、最近の値上げには色々な背景がありますが、消費者にとっても企業にとっても大きな変化の時期となっています。
主力商品の価格推移をまとめてみました▼
オールドファッション
25年で61円(115円▶︎176円)の値上げ!
年月 | 価格(税抜) |
---|---|
1999年11月 | 115円 |
2008年4月 | 136円 |
2009年5月 | 115円 |
2014年4月 | 118円 |
2015年4月 | 129円 |
2019年5月 | 140円 |
2019年10月 | 140円(持ち帰り) 143円(店内) |
2022年3月 | 151円(持ち帰り) 154円(店内) |
2022年11月 | 162円(持ち帰り) 165円(店内) |
2024年7月 | 172円(持ち帰り) 176円(店内) |
フレンチクルーラー
25年で61円(115円▶︎176円)の値上げ!
年月 | 価格(税抜) |
---|---|
1999年11月 | 115円 |
2008年4月 | 136円 |
2009年5月 | 115円 |
2014年4月 | 118円 |
2015年4月 | 129円 |
2019年5月 | 140円 |
2019年10月 | 140円(持ち帰り) 143円(店内) |
2022年3月 | 151円(持ち帰り) 154円(店内) |
2022年11月 | 162円(持ち帰り) 165円(店内) |
2024年7月 | 172円(持ち帰り) 176円(店内) |
ポン・デ・リング
5年で54円(100円▶︎154円)の値上げ!
年月 | 価格(税抜) |
---|---|
2003年 | 100円 |
2008年4月 | 120円 |
2009年5月 | 100円 |
2014年4月 | 103円 |
2015年4月 | 118円 |
2019年5月 | 120円 |
2019年10月 | 120円(持ち帰り) 122円(店内) |
2022年3月 | 130円(持ち帰り) 133円(店内) |
2022年11月 | 140円(持ち帰り) 143円(店内) |
2024年7月 | 150円(持ち帰り) 154円(店内) |
エンゼルクリーム
25年で65円(120円▶︎185円)の値上げ!
年月 | 価格(税抜) |
---|---|
1999年11月 | 120円 |
2008年4月 | 136円 |
2009年5月 | 120円 |
2014年4月 | 129円 |
2015年4月 | 140円 |
2019年5月 | 150円 |
2019年10月 | 150円(持ち帰り) 153円(店内) |
2022年3月 | 160円(持ち帰り) 164円(店内) |
2022年11月 | 170円(持ち帰り) 174円(店内) |
2024年7月 | 180円(持ち帰り) 185円(店内) |
カスタードクリーム
25年で65円(120円▶︎185円)の値上げ!
年月 | 価格(税抜) |
---|---|
1999年11月 | 120円 |
2008年4月 | 136円 |
2009年5月 | 120円 |
2014年4月 | 129円 |
2015年4月 | 140円 |
2019年5月 | 150円 |
2019年10月 | 150円(持ち帰り) 153円(店内) |
2022年3月 | 160円(持ち帰り) 164円(店内) |
2022年11月 | 170円(持ち帰り) 174円(店内) |
2024年7月 | 180円(持ち帰り) 185円(店内) |
チョコレート
25年で61円(115円▶︎176円)の値上げ!
年月 | 価格(税抜) |
---|---|
1999年11月 | 115円 |
2008年4月 | 136円 |
2009年5月 | 115円 |
2014年4月 | 118円 |
2015年4月 | 129円 |
2019年5月 | 140円 |
2019年10月 | 140円(持ち帰り) 143円(店内) |
2022年3月 | 151円(持ち帰り) 154円(店内) |
2022年11月 | 162円(持ち帰り) 165円(店内) |
2024年7月 | 172円(持ち帰り) 176円(店内) |
まとめ
今回の値上げでは、多くの人気商品が1個あたり約10円くらい高くなりました。消費者にとっては、ちょっと痛い出費になるかもしれませんね。「ポン・デ・リング」や「オールドファッション」などの人気ドーナツに加えて、「台湾粉粿(フングイ)フルーツティ」や「ドーナツポップ」など、幅広い商品が値上げされているようです。特に「台湾粉粿(フングイ)フルーツティ」は1杯あたり20円の値上げとなり、セット商品も値上げされることで、まとめ買いや家族での利用時に影響を感じる消費者が増えるかもしれません。
今回の値上げは、原材料費や物流コストの上昇が背景にあると考えられます。近年は食品業界全体で同様の値上げが相次いでおり、コロナ禍以降の経済変化や円安などが影響しているとも言われています。ドーナツ業界に限らず、さまざまな物価上昇の影響があらゆる面で消費者の負担となってきていますね。
一方で、企業側も値上げを最小限に抑えようとする努力がうかがえます。「ドーナツポップ」の単品は1円の値上げにとどめられています。また、商品の品質や提供するサービスを維持し、消費者に付加価値を感じてもらえるような取り組みを行うことが、これからさらに重要になってくるのではないでしょうか。消費者としては、値上げ後の商品を選ぶ際に、これまでと同様に価格に見合った満足感を得られるかがポイントになりそうですね。
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